公益財団法人九州大学学術研究都市推進機構(OPACK)

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第2回まちづくりスクールを開催しました

公開日:2020年9月15日

  •  2020年9月10日(木)、九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所のホールを会場に、「第2回まちづくりスクール」を開催しました。

     このイベントは、「アーバンデザイン会議九大(UDCQ ※)」の主催、福岡市西区役所の共催、ふくおか共創プロジェクトの協力により開催するものです。

     ※学術研究都市構想に掲げる「知・住・悠の舞台となる快適空間の形成」を支援することを目的として、九州大学キャンパス計画室とOPACKで共同運営する団体。

     

    イベントの目的

      九大の教員や学生、地域の事業者の方などを講師とし、これまで地域で取り組んで来たまちづくり活動を紹介してもらうことで、スクール参加者がまちづくり活動の意義や楽しさを共有する、さらにはこのイベントをきっかけにして仲間をつくり、その仲間とともにまちづくり活動の実践につなげることを目的としています。

     

    イベントレポート

     2回目となる今回も、オフライン(九州大学)とオンライン(ZOOM)を併用したハイブリットセミナーとして開催しました。 

     はじめにOPACK事務局次長の横内正明よりまちづくりスクールの概要と前回の振り返りについて説明がありました。

     その後の事例紹介では4名の講師にそれぞれの取組についてご講演いただきました。

     九州大学大学院人間環境学府の大学院生二田水宏次さんからは、「空き家改修を媒介とする地域交流事例」と題し、自身が局長を務める「糸島空き家プロジェクト」の活動理念や事業スキーム、これまで同プロジェクトが手掛けてきた物件のエピソードをご紹介いただきました。

     九州熱風法人よかごつの大堂代表からは、若者育成、生活支援、地域活性化、空き家活用という4つのキーワードを組み合わせた「地域に開かれた学生寮」をはじめとして、ゲストハウスやコワークスペースの運営など「コミュニティづくり」を軸とした活動をご紹介いただきました。

     九州大学大学院人間環境学研究院の田北専任講師からは、「社会的に孤立している人や事象」への支援の場面にデザインの要素を組み込むことにより、行動変容につなげていく話に加え、里親に関する実態や協働養育という新たな支援の形等についてご紹介いただきました。

     嘉穂無線ホールディングス株式会社の柳瀬代表取締役社長からは、コロナ禍における地域の飲食店を応援する取組(他事業者への販売スペースの提供)の話や地域自治体との災害協定の締結、様々な場所でのワークショップの実施など、地域と共存する取組についてご紹介いただきました。

     事例紹介後のパネルディスカッションでは、九州大学持続可能な社会のための決断科学センターの高尾忠志特任准教授の司会のもと、会場、オンラインでの参加者からの質問にパネリストに答えていただきました。

     終了後のアンケートでは、約8割の参加者から「満足」という評価をいただき、参加者からは、

     ・色々な方のお話を伺う事により、自分の視野が広がりました。

     ・直接会場には行けなかったが、パネリストとの距離が近く感じで聞きやすかった。

     ・九大を中心とし、周囲の人々と行われている活動を知れて良かったです。

     ・コミュニティ形成の意外な切り口が見つかった。

     ・色々な方が地道に努力、チャレンジしている事に感心しました。

    などと言った声が寄せられ、盛会のうちに終了しました。

     

     当日の映像視聴をご希望の方には、期間限定(9月16日~10月15日(予定))でオンデマンド配信(YouTube)しますので、以下までご連絡ください。

     

     次回開催日は改めてご案内いたします。皆様のご参加をお待ちしております。

     

     オンデマンド配信のご希望はごちらまで:info@opack.jp

     

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