地球温暖化や化石燃料の枯渇などは、人類にとって近未来の深刻な問題です。これに対処するため、水以外の排出物を出さない燃料電池自動車の普及や定置型コジェネレーションシステム、それにあわせた多数の水素ステーションの建設など、水素をエネルギー源として利用する社会への転換が始まろうとしています。
政府は燃料電池車について2010年に5万台,2020年に500万台の導入を目標にしており、この目標達成に向けて、国家的支援による研究開発計画が進行していますが、基礎技術において未解決の問題が山積しています。
本プログラムは、機械工学を中心に、航空宇宙工学、エネルギー科学、材料工学、化学工学の支援の下、水素利用機械システムの統合技術を確立する研究拠点(COE)の形成を目的とするものです。 |